会議名:平成20年第2回定例会(第2日 3月 6日)
○21番(中内議員) 私は、サッポロビール跡地の再開発について、質疑をさせていただきたいと思います。
サッポロビールの大阪工場、茨木にあるんですが、ご承知のとおり、この3月に閉鎖されて、4月から1年間と少々かけて解体されて、再開発が予定されているんでありますが、我々の会派におきましては、そんな中、先月、同じく閉鎖されました、そして、3年間という短い期間で再開発された埼玉県川口市のJR駅前のサッポロビール埼玉工場の跡地を調査してまいりました。その後、都市計画道路の茨木松ケ本線の関係もありますんで、国交省に、調査、要望もしてまいったんですが、サッポロの埼玉工場跡地は、JR川口駅から工場までの距離と、そしてまた、面積も、茨木の大阪工場とほぼ同じということで、リボンシティの愛称で親しまれる商業施設を核としたまちとして、再開発というんか、生まれ変わったと。
少々この過程を紹介させていただきますと、川口では再開発に当たっては、UR都市機構がサッポロビールさんの依頼を受けまして、コーディネーター役というようなことで、この事業に参加されました。そして、UR都市機構が開発計画への提言としてまとめられまして、これを受けたサッポロビールは、開発計画の方向性を川口市に提案して、川口市とサッポロビールとUR都市機構の三者で開発について協定いうんか、結ばれましてスタートしたんですが、その後、UR都市機構は開発に参画されてきた民間事業者各社とともに事業者協議会を組織して、事業調整に取り組まれて、商業、住宅、公共施設等々のそれぞれの機能する複合的なまちとして、できあがったんであるという紹介を受けてまいりました。
そこで3年間という短い期間で完成したまちということから、ちょっとお聞きするんでありますけれども、工場閉鎖を言われてから、サッポロさんの現在までの経過といいますか、動き、本市にどのような報告とか通知とか案内があったか、お答えをいただきたい。これに対して、行政の今までの対応、動き、取り組みについても伺っておきます。
2つ目に、リボンシティのまちつぐりの手法ですが、先ほどちょっと案内させていただいたんですが、UR、サッポロ、川口市の3者による開発であります。この評価と考え方について、どうお思いか、お答えをいただきたいなと思います。
それから、3点目に、茨木の再開発の内容について、本市の意向、期待も含めまして、目指す方向性について伺っておきます。
そして、都市計画道路の関係でありますが、この開発に大いに関係してまいりますんで、茨木松ケ本線の整備の状況、現状、あるいは今後の事業スケジュール等について、お答えをまずいただきたいと思います。
以上です。
○田中議長 杉浦都市整備部長。
(杉浦都市整備部長 登壇)
○杉浦都市整備部長 サッポロビールの跡地の関係でありますが、工場閉鎖を言われてからの動きと対応についてでございますが、工場閉鎖につきましては、昨年5月末日に、サッポロビール株式会社社長から市長に直接報告があり、6月1日に正式発表されました。その後、当地の計画については、サッポログループの不動産部門を担当する恵比寿ガーデンプレイス株式会社が利用計画を策定すると決定され、本市にも改めて説明があったところであります。
現在、開発計画検討に必要な資料収集等が進められておりまして、この作業には市も協力しております。本年の秋ごろには一定の方向をまとめたいとされております。
なお、工場での生産は2月をもって終了し、残務整理を終えた後、4月から来年6月末までの15か月の予定で解体工事に着手することとされております。
市としましても、JR茨木駅に近接する利便性豊かな地で、12ヘクタールの広大な土地利用転換が市のまちづくりに大きくかかわることから、企画財政部と都市整備部が協議の窓口になるなど、体制整備を行いながら、全庁的な課題として対応しているところであります。
次に、リボンシティのまちづくりの手法についてでございますが、先進事例であります埼玉県の川口市のリボンシティにつきましては、市におきましても視察、研究を行っておりますが、サッポロビール埼玉工場の跡地の開発によるもので、工場閉鎖後3年でまちびらきが行われるなど、非常に早いスピードで進められた地区であります。
面積は約12ヘクタールで、大阪工場とほぼ同じ規模であり、住宅、商業施設、公園やギャラリーの公共施設の設置など、複合的な開発が行われております。開発計画は周辺の施設立地や道路等、地域の条件にも大きく左右されるものでありますが、リボンシティの開発においては、開発に参画する事業者を調整し、コーディネートしてきた都市再生機構の役割も大きかったものと考えております。
次に、再開発の取り組み、目指す方向についてでございますが、JR茨木駅に近接した駅前のすぐれた環境にある地であり、市といたしましても、将来のまちづくりの観点から、魅力と活力を生み出す開発を誘導していく開発となるよう、当該用地の利用計画に対応していく必要があると考えております。
また、恵比寿ガーデンプレイス社においても、サッポログループの企業価値を向上させる開発としていくことが大きな目標とされているところであります。
この開発計画につきましては、これまでから恵比寿ガーデンプレイス社との十分な意見交換を行い、検討を進めていくということで、協力して取り組んできており、今後とも連携して、良好なまちづくりの実現を図ってまいりたいと考えております。
○田中議長 梅田建設部長。
(梅田建設部長 登壇)
○梅田建設部長 茨木松ケ本線の整備計画の現状と今後の予定ということでございますが、茨木松ケ本線は、起点の東中条町から終点でございます松ケ本町までの区間、延長で約1,060メートルございます。この路線につきましては、市街地中心部の交通混雑の解消を図る上で大変重要な道路でありますので、平成5年8月に都市計画決定を行いまして、平成15年2月7日に事業認可を受け、現在、事業を進めているというところでございます。
事業用地の約36%を占めますサッポロビールのほうとは、平成18年度に用地の契約を終えたところでございます。また、平成20年1月末現在で、全体の用地の取得率は66%となっております。
また、当該路線の最重要課題でございますJR京都線の立体交差につきましては、JR西日本と施行の方法や実施時期等の協議を現在進めておりまして、平成20年度には工事協定を締結するという予定をいたしております。
なお、全体の完成時期ということで、平成20年代後半を目標として、現在進めておる状況でございます。
○田中議長 21番、中内議員。
○21番(中内議員) それぞれ一定の答弁をいただいたんですが、サッポロと本市と双方の経過、あるいは動き、対応について、お答えいただいたんですが、川口市駅前のサッポロ跡地、本市の再開発の土地と、規模が大きくて、しかも同じであると。どんなまちづくりになっていくのかなということで、気にならざるを得ないんですが、サッポロの不動産部の恵比寿ガーデンプレイス社が、本年秋には一定の方向性を取りまとめたいと言っておられるようでございますけれども、行政としてもすぐ対応、指導ということができるように、事前研究をしておくという必要、そんな立場から、サッポロさん自身の再開発の事業内容、サッポロさん自身の意向はどうなっているのか、お聞きをしたいと思います。
それと、茨木の場合は、リボンシティのようなまちづくり手法でないということで、つまりURとのかかわりが全くないということで、窓口がサッポロの恵比寿ガーデンプレイス社ということで、例のごとく民間開発となってきて、往々にして、目いっぱいの開発要求あるいは要望となってこないんかなという懸念があります。1点、そういうところをお聞きしておきたいことと、それから、何回も言いますけれども、面積が非常に大きいということで、指導、協議の段階で、まちづくりの後手を踏まないようにというような心配があるんで、公的な機関の参画について、どのように考えておられるか、お答えをいただきたいなと、このように思います。
そして、3点目ですけれども、特に駅前というような関係で、大規模な再開発によるまちづくりは、どうしても会社としては、企業価値といいますか、向上させる開発がどうしても目標になってくると。そんな意味合いもあって、そのような中で基準以上の公共用地の確保が大切であろうかと思います。どう考えておられるか、お答えください。
ちなみに、リボンシティでは1,500坪の寄附を受けたと。そして、市も同じ1,500坪の分を購入させていただいたと、そのように聞いてまいりました。
それから、先ほどの都市計画道路の松ケ本線の関係ですが、補助金の申請額の関係ですが、都市計画道路茨木松ケ本線資金計画表、これ、いただいています。これも国交省に届いてますけれども、この中で、平成22年度から予算概要はあるんですけれども、補助金の申請額が明らかに、これ、なってません。そういったことで、設計とか工事金額とか、年次計画的には書いていただいてるんですが、早いまちづくりのためにも、早く補助額を確定していただいて、おくれてこないように、都市計画道路のことでありますので、これは要望しておきます。
以上、2問目でございます。
○田中議長 杉浦都市整備部長。
(杉浦都市整備部長 登壇)
○杉浦都市整備部長 開発計画について、サッポロ側の意向はどうかということでございますが、恵比寿ガーデンプレイス社により開発計画を検討すると決定され、基礎的な資料収集等の調査がスタートしたところであり、現時点ではアイデア打診の段階とされておりまして、サッポロ側の計画については承知しておりません。
ただし、JR駅前の立地を生かすとともに、約12ヘクタールの広大な敷地を総合的、一体的に利用した計画としたいとのことから、単独用途の利用ではなく、商業、業務、住宅等、複合的な機能を有する計画としていく必要があるのではないかと感じているところであります。
次に、民間の採算ベースのみの開発とならないのかと、また、公的な機関の参画についての考えということでございますが、リボンシティにつきましては、都市再生機構がサッポロビールからの委託を受け、土地利用計画策定のコーディネート業務が進められました。この背景として、リボンシティは早い段階で土地処分も行われ、複数の企業による開発とされていたことから、総合的、一体的な計画を進めるため、調整を行う機能を担う主体が必要と判断されたものではないかと考えております。また、このような業務をどのように進めるかは、第一義的には開発者において決定されるものであり、市が関与すべき事項ではないと考えております。
なお、大阪工場の場合は、総合的な開発を成功させた実績を有する恵比寿ガーデンプレイス社が責任を持って計画、検討し、調整していくとされており、実績やこれまでの市との意見交換等から、将来のまちづくりの観点での開発が進められるものと考えております。
公共用地の寄附や提供についてでございますが、市のまちづくりの観点から、今後、必要な施設について調整し、開発計画の具体化を図っていきたいと考えておりますが、現時点では、具体的なレベルまで協議、検討が進んでおりません。
いずれにいたしましても、本市にとりましても、またサッポログループにおきましても、非常に重要な開発計画でありますので、公共施設の計画につきましても、双方が調整し、ともに取り組んでいくという基本姿勢を堅持し、進めてまいりたいと考えております。
○田中議長 21番、中内議員。
○21番(中内議員) 3問目ということなんで、要望とか提案とかにしたいと思いますが、何かお答えがありましたら、よろしくお願いしたいと思います。
1問目と2問目を聞かせていただいて、それはそれなりに整理、ちょっとさせてもらいますと、土地利用計画については、秋をめどに提案してくるということであります。開発についても、サッポロ側の意向は、アイデア出しの段階で、そういう状況であると。公的機関の参画について、市が関与すべき事項ではない。ちょっと、ようわからんのですけれども、やはり公的機関に入っていただいて、透明性を発揮していただきながら、まちづくりをやっていく、いいんではないかと思うんですが。
いずれにしましても、納得がいかないということと、それから公的施設については、具体的な提案レベルまでいっていない。どうもずっと3点も4点もいろいろ聞かせてもらっているんですけれども、どうもすっきりしない。今の段階で言えば、受け身というんか、受け身とならざるを得ないという難しい、無理な面も、ようわかるんでありますけれども。市として、あらゆる角度から、やっぱり検討しとかなあかんの違うかなと思うんですよ、待ってるばっかりやなしに。公的利用部分の要望などは、選択肢として絶対持ってへんかったら、つくるだけでは、向こうのペースで、まちづくりなんか、でけへんのちゃうかなと、このように私は思っております。
土地利用が確定したり、あるいは通知されてきてからでは、おそくさいというんか、手おくれというんか、私、こういう言葉、好きなんですけれどもね。手おくれになってしまうんではないかと、このように思います。JRの駅前で12ヘクタールのこういう開発行為というのは、僕は、後にも先にもないんではないかと、このように思いますので。
そこでちょっと提案ですけれども、特別な地域に指定してもらって、これは検討課題で結構ですけれども、容積率、今200ですわ。3倍ぐらいに、600ぐらい、500でもいいですが、そのぐらいにしたり、あるいは、今、建ぺい率が60ですから、空地を多くとるということで、40とか、そのような緩和をした分、その分、土地を安く提供してもらうというような、こういう案はどうかなと。
1万坪いうんか、4分の1ほど譲ってもらったら、大分、公共空地、施設、たくさんできますよ。市民会館なんか、ぱっと建つんちゃいますか、本当に。そういうような集客、やっぱり考えなあきません。せっかく立派なやつつくっても、月曜日から金曜日まであいてたら、全然あきませんわ。したがって、2,500席の何やら公演、何やら座長公演とか、コンサートとか歌謡曲とか、採算ベースに乗るような、これは提案ですから、商業ベースに乗るような会館として整備してもらうというような案なんか、どうかなと思うんです。2,500席ぐらいのやつやったら。
(「3,000人」と呼ぶ者あり)
3,000人、そんな大きな。2,500ぐらいめどにどうかなと。毎日のようにやっていただいたらええんちゃうかなと。PFI方式でやってもええん違うかなと思うし、それから、川端康成文学館とか、それから、富士正晴記念館とか、寄贈品とかいろいろあって、面積が小さいから、そういうのを併設したり、あるいはアートギャラリーと一緒に単独でやられたり、いずれにしても、バスがつかへんような文学館あきませんで。そういうアイデアも出しながら、そして、JRの駅前ですから、川端康成生誕地とか、藤原鎌足の地とか、本当ですよ、笑い事ちゃいますよ。そのぐらいの意気込みで提案して、いろいろやっていただきたいなと、このようにしときます。
それから、先ほど、一体的に開発していきたいと、複合施設いうんか、いろいろ取り込みながら。JT跡地のマイカルいうんか、あそこはイオンになったようですけれども、あそこ、オーバーパスでエレベーターつけて、おりてもらうとか、一体的に、やっぱり歩道をつけて開発したらええんちゃうかな思ったり、松ケ本線の歩道と車道と分離したようなアンダーパスを考えられたらどうかなと思ってます。
いずれにしても、ガンバの話もあるんですが、施設だけで160億円、土地は別として、ネーミングは本当にいいんですけど、茨木のガンバとか、ガンバ茨木とか、そんなんで本当にいいんですけど、これは、ちょっと、やっぱりパナソニックの民間活力を相当、ご協力いただけへんかったら、ちょっと無理というようなこともありますが。
とにかく、いずれにしても、本市にとってはまたとない土地ということで、夢をでっかく持っていただきまして、指くわえて待ってるだけじゃなしに、民間に料理されるというような状況じゃなしに、行動してほしいなと、このように要望して、終わります。
以上です。